浦安の歯医者、坂田歯科医院のお知らせです

JR新浦安駅近く 駐車場完備

〒279-0023 千葉県浦安市高洲1-22-16

tel:047-382-4618

ブログ

歯ぐきにできる硬いコブ「骨隆起」とは? 2025.7.3(木)

 



 


こんにちは。院長の坂田です。

7月はスイカが旬の時期です。


 


スイカの種はとても硬く

噛むと違和感がありますが、

そのまま食べてしまっても

健康上は問題ないとされています。


 


実は、お口の中でも

硬いけれども体に害はない膨らみ

できることがあります。


 

 

 

 


◆これは病気?硬い膨らみの正体


 


「舌で歯ぐきをなんとなく触ってみたら、

硬いコブのようなものができていた」

という経験はありませんか。


 


このような歯ぐきにできる骨の膨らみを、

「骨隆起(こつりゅうき)」といいます。


 



 

 


骨隆起は、

主に下あごの内側(舌側)の小臼歯のあたりや、

上あごの内側の中央部によく見られます。


 


この骨の膨らみは急にできるものではなく、

長い年月をかけて

ゆっくりと大きくなっていくため、

「気づいたらいつの間にかできていた」

ということも少なくありません。


 


ふと気づいた異変に

「これってお口の病気?」

と不安になるかもしれませんが、

骨隆起はあごの骨の形が変化したもので、

基本的に体に害はありません。


 

 

 

 


◆骨隆起ができる原因


 


「なぜ、こんなふうに骨が盛り上がるの?」

と気になる方も多いと思いますが、

実は骨隆起のはっきりとした原因は

まだわかっていません。


 


今のところ、

「遺伝的な要因」「噛む力の刺激」などが

関係しているといわれています。


 


噛む力の要因として代表的なものが、

歯ぎしり・食いしばりです。


 


強い噛みしめが続くと、

その刺激にあごの骨が反応し、

少しずつ盛り上がると考えられています。


 



 

 

 


骨隆起そのものは病気ではないため

治療の必要はありませんが、

「入れ歯が当たって痛い」

「発音がしづらい」

など、日常生活に支障をきたす場合は、

外科的に取り除くこともあります。


 

 

 

 


◆違和感があれば歯科で状態の確認を


 


骨隆起そのものに問題はなくとも、

関連する症状には注意が必要です。


 


骨隆起が生じた部分は歯肉が薄いため、

硬い食べものによって傷つきやすく、

痛みを感じることがあります。


 


また、骨隆起の原因のひとつとされる

歯ぎしり・食いしばりは、

歯やあごの関節に強い負担がかかります。


 


放置すると深刻な影響を与えることもあるため、

専用のマウスピース(ナイトガード)などで

対策することが大切です。


 



 

 

 


そして、歯ぐきの膨らみは

骨隆起だけでなく、ほかの病変が

疑われることもあります。


 


お口の中の違和感や痛み、

見た目の変化がご心配な方は

お気兼ねなく当院へご相談ください。


 

 

 


医療法人社団 坂田歯科医院
〒279-0023 千葉県浦安市高洲1-22-16
TEL:047-382-4618
URL:https://www.sakata-dental.com/
Googleマップ:https://g.page/r/CUYLnc-ykbk-EBA?we


歯並びや呼吸にも影響する!?舌の正しいポジションとは 2025.6.3(火)


 


こんにちは。院長の坂田です。

6月5日は環境問題への取り組みを広げる日、

世界環境デーです。


 


日本では「環境の日」として定められており、

私たちもまずは身近な環境問題から

少しずつでも意識的な取り組みを

心がけたいですね。


 


身の回りの環境と同じく、

お口の環境においても

意識を向けてみてほしいことがあります。


 


それが、舌の位置です。


 

 

 

 


◆舌の正しい位置はどこ?


 


普段、私たちは自分の舌が

どこにあるのかをほとんど意識していません。


 


しかし、舌には

”本来あるべき位置”が存在します。

その位置とは上の前歯の裏側のやや上、

「スポット」と呼ばれるポイントです。


 


舌は何もしていないときに、

先端がこの位置にあるのが

自然な状態とされています。


 


ところが近年は、

舌の先端がこのスポットより低い位置にある

「低位舌(ていいぜつ)」の方が増えています。


 



 

 


低位舌は放置すると、

さまざまな不調やトラブルの

原因になることが知られています。


 

 

 

 


◆舌の位置が呼吸に与える影響


 


低位舌による不調のひとつに挙げられるのが、

呼吸への影響です。


 


人間の呼吸は「鼻呼吸」が正常ですが、

舌が下がっていると口が開きやすくなるため

「口呼吸」になりがちです。


 


「息をするなら鼻でも口でも

どちらでもいいのでは?」


と思われるかもしれませんが、

実は口呼吸にはさまざまな問題があります。


 


口呼吸によって口が乾くと、

だ液の自浄作用が弱まり、

むし歯や歯周病、口臭のリスクが高まります。


 


さらに、鼻には細菌やウイルス、

アレルゲンなどをブロックする

「フィルター機能」が備わっていますが、

口呼吸ではこの役割が十分に機能しなくなります。


 


そのため、風邪やインフルエンザなどの感染症や、

アレルギー症状のリスクが高まる可能性があります。


 



 

 

 

 


◆まだまだある!低位舌のリスク


 


低位舌は呼吸のほかにも、

次のようなリスクが指摘されています。


 


(1)歯並び・かみ合わせの乱れ

低位舌になると、舌が上あごを押し広げる力が

うまく働きません。

そのため、上あごが狭いまま成長してしまい、

歯が並ぶスペースが足りなくなったり、

「受け口」になったりすることがあります。


 


(2)姿勢や全身のバランスの影響

低位舌が原因で口呼吸になると、

空気が通る「気道」も狭くなってしまいます。

そのため、十分な呼吸を確保しようと

無意識に頭を前に傾けたり、

上向きにしたりする姿勢になりやすく、

これが猫背や肩こり、腰痛などの

一因になることがあります。


 


(3)睡眠の質の低下

低位舌の人は舌の筋力がもともと弱いため、

眠っている間に舌がのどの奥のほうへ

下がりやすくなります。

その結果、舌が気道をふさいでしまい、

「いびき」「睡眠時無呼吸症候群」

引き起こすことがあります。


 



 

 

 

 


◆あなたは大丈夫?

 舌の位置のセルフチェック


 


次のような場面で

舌の先端が下の前歯に当たっていたり、

上下の前歯の間に挟まっていたりする場合は、

低位舌の可能性があります。


 


・何かに夢中になっているとき

・普通に口を閉じているとき

・「タ行」の言葉を発音するとき

・食べ物や飲み物を飲み込むとき


 


低位舌は放置すると、

さまざまな不調の原因になるため、

早めの改善が大切です。


 


お心当たりがある場合は、

早めの受診を心がけましょう。


 

 

 


医療法人社団 坂田歯科医院
〒279-0023 千葉県浦安市高洲1-22-16
TEL:047-382-4618
URL:https://www.sakata-dental.com/
Googleマップ:https://g.page/r/CUYLnc-ykbk-EBA?we


6月休診日情報 2025.5.28(水)

このページの先頭へ

表示切替:パソコンスマートフォン

新浦安の歯科医院、医療法人社団坂田歯科医院